Dickster / Inebriatti

フルオン・ミュージックの新たな方向性を見出す、南アフリカの名門Nano Recordsから、UK出身のベテラン音職人Dick TrevorのプロジェクトDicksterのデビュー・アルバムがリリース! 90年代初期よりエレクトロミュージックに関わり、1994年に結成したユニットGreen Nuns of the Revolutionはトランス黎明期の伝説として語り継がれています。現在までに数多くの名義を使い分け、幅広いジャンルで活躍してきた彼ですが、ここ数年はサイケデリック・トランスシーンにおいて高い評価を受け日本国内においてもSunshine FestivalやO.Z.O.R.A. One Day in Tokyoで来日し、素晴らしいパフォーマンスを披露。トランス界の生ける伝説として説明不要の大成功を収めているだけに、本作でも文句なしに完成度の高いサウンドプロダクションをクリエイト。

腰の据わったファットなキック＆ベースラインに、サイケデリック・ツイストの効いたシンセライン、奥行きのある空間系の立体的な上音などを巧に融合することにより、芯の入ったアッパー且つクールな強力サイケデリック・グルーヴを展開。チャラさのない踊りのツボを押さえた楽曲構成や、体の芯から沸き上がってくるグルーヴ、サイケデリック本来のスピリットを秘めたトランシー＆サイケデリックなトリップ感と共に、聴けば聴くほどハマってしまう格好良さ。徐々に支持層を広げている、普通のアゲアゲ・フルオンとは異なり、グルーヴ感を重視したミドル系フルオンの最高峰。Masterblasters、Earthling、Darshan、Space Tribeといったトップ・アーティストとのコラボレーションのほか、ブラジルの実力派Burn In NoiseとのプロジェクトCircuit Breakers、盟友James MonroとのユニットBumbling Loons、Aphid MoonとのプロジェクトAMDなど、彼の幅広いコネクションを生かした豪華トラックが目白押し。さすがDick Trevor、ハズしません。DJもリスナーもトラベラーもみんなマスト☆

1. Bumbling Loons / Shimmer
2. Dickster & Hopi / Freeze The Cheese
3. Dickster & Masterblasters / Rawcous
4. AMD / For Those About To...
5. Dickster / Cafeinator
6. Dickster & Nigel / Psylonius Funk
7. Dickster & Earthling / Keep It Surreal
8. Dickster & Darshan / Decoder
9. Circuit Breakers / Nighty Night
10. Dickster & Space Tribe / Hack A Haka